日本の先生への感謝の気持ちーアメリカの遠足
- 2015/02/06
- 08:55
今日生徒をField Trip(遠足)に連れって行った。
遠足と言ってもアメリカの高校の遠足は日本のとは大分違う。
一人の教師が自分の生徒を遠足に連れて行きたいと思ったら、
その教師が自分で企画して連れて行くのだ。
数人の教師が一緒に企画する事もあるが
一学年全員(500人)が一緒に行くというのは考えられない。
日本語のクラスは毎年サンフランシスコのジャパンタウンに
日本語の2年生と3年生のクラスの生徒を連れて行くことにしている。
ジャパンタウンには日本の店やレストランが沢山あるので、着いたら自由行動にして、日本の文化を体験させる。
車社会のアメリカでは 子供は自由にショッピングとかに行けない。
だからすごく喜んでいた。
遠足を企画したら、用意された書類に教頭先生のサインをもらい、
その書類に生徒は親にサインをもらって提出する。
書類には事故にあっても学校は責任は負わないという事も書いてある。
生徒は毎日1時間日本語のクラスを取っているだけだが、
この遠足のために他の5時間を休まなければいけない。
だから全員が行くわけではない。
今回遠足に行かなかった生徒は
2年生のクラスに35人中5人
3年生は約半数もいた。
結局70人連れて行く予定だったが43人だけになった。
今までになく少なかった。
行かない理由は色々だ。
今回3年生は3科目の小テストや試験がその日にあるので行けないという生徒が多かった。
連れて行かない生徒は教室に残らなければいけないので、
非常勤講師を雇ってクラスの管理をしてもらった。
遠足費用は交通費と非常勤講師の費用で一人11ドル徴収した。
生徒からお金を徴収するのは違法なので寄付という形で、
払えない生徒は払わなくてもいいことになっている。
でも ほとんどの生徒が払ってくれた。
遠足は生徒15人につき1人の大人の付き添いがつかなければいけない。
という規則がある。
それで私達教師2人に加え生徒の両親のボランテイアが3人付き添ってくれた。
生徒はいつもお行儀がよく 危険な所も通らないので、5人も付き添いは必要ではないのだが。
付き添いの方のお陰で毎年リラックスして楽しい遠足をしている。
私の学校では泊りがけの旅行といえば毎年
これは音楽と英語の先生が企画なさっている。
これは泊りがけなので10人に1人の付き添いがつく。
シェークスピア劇場への旅行の時は4年のクラスの半分がいなくなるので
授業にならない。でもAPテストが終わり卒業式直前なので、仕方がない。
今日生徒に「遠足は何回目?」 と聞いたら、「初めて」と答える生徒が大半だった。
書類にサインをさせたり、お金を集めたり、余計な手間がかかるのは事実だ。
でも他の先生と打ち合わせとかしなくていいので、
日帰りなら慣れてしまえばたいした事はない。
私は日本の学校での遠足や行事の
「楽しい思い出」
がたくさんある。
だから自分の生徒にも経験させてあげたいと思うのだ。
日本の学校の行事やクラブ活動の楽しい思い出。
日本に帰っても クラブやクラスの友達が集まってくれる。
そんなグループ仲間の人間関係はアメリカではあまりない。
日本の素晴らしい文化なのだ。
今になって思う事
日本の学校で生まれた
「友情」は
日本の先生方が
お忙しい中
時間をかけて作ってくださった
かけがえのないプレゼントなのだ。
「家族」と「友達」
それが一番の宝物
今になって日本の
とお礼を言いたい。
日本に帰ると友達が歓迎して会ってくれる。
その度に
日本の先生方への
感謝の気持ちでいっぱいになる。
日本の先生は
世界一多忙
でも
世界一生徒思い
”本当に有難うございました!!”

サンフランシスコのジャパンタウンで
アメリカ人の高校生が日本文化を
体験した
参考資料
アメリカの高校の遠足 旅行 運動部学外試合に関する同意書 説明書(英語)
サンフランシスコ ジャパンタウン
遠足と言ってもアメリカの高校の遠足は日本のとは大分違う。
一人の教師が自分の生徒を遠足に連れて行きたいと思ったら、
その教師が自分で企画して連れて行くのだ。
数人の教師が一緒に企画する事もあるが
一学年全員(500人)が一緒に行くというのは考えられない。
日本語のクラスは毎年サンフランシスコのジャパンタウンに
日本語の2年生と3年生のクラスの生徒を連れて行くことにしている。
ジャパンタウンには日本の店やレストランが沢山あるので、着いたら自由行動にして、日本の文化を体験させる。
車社会のアメリカでは 子供は自由にショッピングとかに行けない。
だからすごく喜んでいた。
遠足を企画したら、用意された書類に教頭先生のサインをもらい、
その書類に生徒は親にサインをもらって提出する。
書類には事故にあっても学校は責任は負わないという事も書いてある。
生徒は毎日1時間日本語のクラスを取っているだけだが、
この遠足のために他の5時間を休まなければいけない。
だから全員が行くわけではない。
今回遠足に行かなかった生徒は
2年生のクラスに35人中5人
3年生は約半数もいた。
結局70人連れて行く予定だったが43人だけになった。
今までになく少なかった。
行かない理由は色々だ。
- 親が行かせない。他のクラスの授業を受けないので、遅れる。
- 他のクラスで試験や小テストがあり、試験の受けなおしをしにくい。
- 費用がかかる。
- それぞれの家庭の考え方の違い
今回3年生は3科目の小テストや試験がその日にあるので行けないという生徒が多かった。
連れて行かない生徒は教室に残らなければいけないので、
非常勤講師を雇ってクラスの管理をしてもらった。
遠足費用は交通費と非常勤講師の費用で一人11ドル徴収した。
生徒からお金を徴収するのは違法なので寄付という形で、
払えない生徒は払わなくてもいいことになっている。
でも ほとんどの生徒が払ってくれた。
遠足は生徒15人につき1人の大人の付き添いがつかなければいけない。
という規則がある。
それで私達教師2人に加え生徒の両親のボランテイアが3人付き添ってくれた。
生徒はいつもお行儀がよく 危険な所も通らないので、5人も付き添いは必要ではないのだが。
付き添いの方のお陰で毎年リラックスして楽しい遠足をしている。
私の学校では泊りがけの旅行といえば毎年
- ヨーロッパ演奏旅行(マーチングバンドのクラス)
- シェークスピア劇場へオレゴン州へ(英語のクラス)
これは音楽と英語の先生が企画なさっている。
これは泊りがけなので10人に1人の付き添いがつく。
シェークスピア劇場への旅行の時は4年のクラスの半分がいなくなるので
授業にならない。でもAPテストが終わり卒業式直前なので、仕方がない。
今日生徒に「遠足は何回目?」 と聞いたら、「初めて」と答える生徒が大半だった。
書類にサインをさせたり、お金を集めたり、余計な手間がかかるのは事実だ。
でも他の先生と打ち合わせとかしなくていいので、
日帰りなら慣れてしまえばたいした事はない。
私は日本の学校での遠足や行事の
「楽しい思い出」
がたくさんある。
だから自分の生徒にも経験させてあげたいと思うのだ。
日本の学校の行事やクラブ活動の楽しい思い出。
日本に帰っても クラブやクラスの友達が集まってくれる。
そんなグループ仲間の人間関係はアメリカではあまりない。
日本の素晴らしい文化なのだ。
今になって思う事
日本の学校で生まれた
「友情」は
日本の先生方が
お忙しい中
時間をかけて作ってくださった
かけがえのないプレゼントなのだ。
「家族」と「友達」
それが一番の宝物
今になって日本の
- 小中高の先生方、
- クラブの顧問の先生に
とお礼を言いたい。
日本に帰ると友達が歓迎して会ってくれる。
その度に
日本の先生方への
感謝の気持ちでいっぱいになる。
日本の先生は
世界一多忙
でも
世界一生徒思い
”本当に有難うございました!!”

サンフランシスコのジャパンタウンで
アメリカ人の高校生が日本文化を
体験した
参考資料
アメリカの高校の遠足 旅行 運動部学外試合に関する同意書 説明書(英語)
サンフランシスコ ジャパンタウン
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